ロイヤルスクエア枚方公園の写真

【放課後等デイサービスの学習支援とは?】主な目的や子どものために職員が注意すべきポイントをご紹介

障がいがある6歳から18歳までの子どもが通える放課後等デイサービスでは、様々な支援を提供しています。その中に「学習支援」がありますが、具体的な内容が分からずどのような支援をすべきか悩んでしまうケースも多くあります。

そこで本記事では、放課後等デイサービスの学習支援の内容や実施する際の注意点を解説します。放課後等デイサービスの運営をより強化し、ニーズに合った支援を正しく提供するためにも、本記事でお伝えする情報を深く理解してください。



この記事を読む方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

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放課後等デイサービスの学習支援とは

学習支援とは、基本的な学習や学ぶ習慣を身につけるための支援です。主な目的は以下のとおりです。

【放課後等デイサービスで行われる学習支援の主な目的】

  • 学ぶ意欲を養う
  • 学びの楽しさを伝える
  • 進学したい学校に合わせた受験対策
  • 学校から出された宿題を支援する

放課後等デイサービスでの学習支援では、それぞれの発達に合った指導を行います。字の書き取りが苦手な子は鉛筆の持ち方からはじめ、集中力がない子には声掛けや楽しめるようなプリント作りなどをします。

自信をつけながら楽しく学べるような環境を整えることで、自ら学びたいという意欲を育むことができるのも魅力の1つです。

また、多くの施設では学校から出された宿題のサポートをメインに学習支援をしているケースもあります。放課後等デイサービスで宿題を終わらせることができれば、帰宅後の保護者の負担を軽減することにも繋がります。

学習特化型の放課後等デイサービスも増えている

放課後等デイサービスは年々その数が増えており、その中には学習特化型の施設も多く存在しています。基本的には、学習障がいがあったり勉強に苦手意識を持っている子どもが対象です。

学習特化型の放課後等デイサービスでは、主に下記のような支援を行います。

【学習支援特化型の放課後等デイサービスにおける支援内容】

  • 宿題をしながら分からないことを個別に教える
  • 学校の授業の復習や指導
  • 進学に合わせたカリキュラムの提供

1人1人の理解度や学力に合わせて、使用する教材を変えたり学習方法をアレンジするなど、学校や塾とは違った学びを提供します。

放課後等デイサービスで学習支援を行う際の注意点

放課後等デイサービスの学習支援では、単純に勉強を教えれば良いわけではありません。利用する子どもが気持ちよく勉強ができるように注意すべきポイントがあります。

【放課後等デイサービスの学習支援における6つの注意点】

  • 子どもの様子を見て無理をさせない
  • 学習の流れを明確にする
  • 時間の管理をしっかりと行う
  • 勉強に対するハードルを下げる
  • 学習の後の楽しみを決める
  • 職員間で協力して学習環境を整える

学習支援で学力を伸ばすことは、保護者にとって喜ばしいことです。施設と保護者の信頼関係の構築のためにも、ここでお伝えする6つの項目について正しく理解しておきましょう。

子どもの様子を見て無理をさせない

まず第一に気をつけるべきポイントは、子どもの様子をしっかり見ることです。

放課後等デイサービスを利用する子どもは、それぞれが発達に特性があることが多く、苦手なことや嫌いなことをするのを嫌がる子は少なくありません。また、やりたくないことを無理に行うと集中できないことも多くあります。

そのため、1人1人の様子をよく観察し、無理に学習させずに休憩したり些細なことでも大げさに褒めたりするなど、子どもが進んで学べるような配慮が必要です。

学習の流れを明確にする

放課後等デイサービスで学習支援を行う場合、その流れを明確にして毎日決まったルーティンで進めるようにしておきましょう。流れを作ることで、「勉強したくない」「遊んでいたい」というきっかけを作らないようにすることができます

視覚的に理解できる流れを作り上げておくと素直に受け入れてくれる子どもも多くなるため、下記の例を参考にぜひ実践してみてください。

【視覚的に流れを明確にする学習支援】

  • 行うべき宿題を準備する
  • ②使う鉛筆が削られているかチェック
  • ③国語の宿題を行う
  • ④算数の宿題を行う
  • ⑤理科の宿題を行う
  • ⑥社会の宿題を行う
  • ⑦英語の宿題を行う
  • ⑧机をキレイに片付ける
  • ⑨好きな遊びをする

ホワイトボードや黒板などにこうした流れを分かりやすく決めておくことで、ゴールが明確になり意欲的に取り組んでくれるようになります。

宿題の教科が多い場合は、間に遊びや休憩を挟むなどの配慮も必要です。それぞれの状況や宿題のボリュームに合わせ、適した支援が行えるようにしておきましょう。

時間の管理をしっかりと行う

学習支援では時間の管理を行うことも重要です。ダラダラと続けても子どもは集中力が切れてしまい、効率よく学習することが難しくなります。

また、スケジュールをタイトにしすぎると子どもが焦ってしまい、1人1人のペースに合った学習ができません。放課後等デイサービスの利用開始から帰宅までの時間などを考慮し、適切な時間配分を考えてください。

勉強に対するハードルを下げる

勉強に対するハードルを下げることで、意欲的に学習に取り組めるようになることもあります。「勉強は簡単である」と強調して、子どもが持っている苦手意識を軽減させてあげましょう。

また、「一緒にやればできる」と思わせることも大切です。問題に対するヒントやアドバイスなどをなるべく多く出し、1つ1つの説明も丁寧に分かりやすくすることで、子どものやる気が向上して勉強に真っすぐ向き合えるようになります。

学習の後の楽しみを決める

子どもの勉強に対するやる気スイッチを入れる最も簡単な方法が、学習が終わった後の楽しみを決めることです。

「宿題が終われば好きなトランプができる」「勉強の後はボールで遊べる」など、子どもが自分自身でゴールを目指すことにより、スムーズに学習支援を行うことが可能になります。

勉強の後におやつの時間を設けたり公園に行って広い場所で思い切り遊ぶなど、さまざまな楽しみを決めてみてください。

職員間で協力して学習環境を整える

学習支援をスムーズに行うためにも、職員同士での連携や協力は必ず必要です。

放課後等デイサービスの学習支援は、子どもたち全員が同じタイミングでスタートできるとは限りません。それぞれ違うタイミングで勉強を始めたり、学習をしているすぐ近くで他の子が遊んでいることもあり、勉強に集中する適した環境が作りにくいことがあります。

こういった場合、職員同士で協力して学習環境を作ることが大切です。

【学習が行いやすいように職員同士で協力できるポイント】

  • 学習支援サポートの職員を増員する
  • 勉強を教える職員・答え合わせをする職員に分担する
  • 勉強が終わった子どもたちを外に連れ出すなどして集中できる環境を作る

上記は主な一例です。職員の人数や得手不得手などを考慮しながら、施設ごとにスムーズな環境作りができるよう計画を立ててみてください。

放課後等デイサービスの学習支援に関するよくある質問

最後に、放課後等デイサービスの学習支援に関するよくある質問から2つをピックアップして回答します。

【放課後等デイサービスの学習支援に関する2つのよくある質問】

  • 学習支援を行っている放課後等デイサービスは東京や大阪などの主要都市にしかない?
  • 学習塾のように勉強に特化した放課後等デイサービスはある?

学習支援に関する知識をより深めるためにも、ぜひここでお伝えする質問とアンサーを正しく理解しておきましょう。

学習支援を行っている放課後等デイサービスは東京や大阪などの主要都市にしかない?

学習支援を行っている放課後等デイサービスは、主要都市以外にも数多くあります。

保護者の中には、「子どもの勉強嫌いをなんとかしたい」「家では集中できる環境が作れず宿題を見るのが負担」という悩みを抱えている方が多いのが現状です。

学習支援を取り入れている放課後等デイサービスは、どの地域でも重宝されると言えるでしょう。

学習塾のように勉強に特化した放課後等デイサービスはある?

学習塾のように勉強に特化した放課後等デイサービスはもちろん存在します。しかし、一般的な塾のように受験などを意識して支援を行っているものではありません

学習支援は療育の一環として提供している支援です。学習習慣の取得や学校の勉強の補修などを行うことが目的で、学習以外の療育も行っています。

学習塾のように勉強だけを教えるサービスは、本来の放課後等デイサービスとしての目的である「療育」にならないため、そうした施設はありません。

まとめ:学習支援を通して勉強の楽しさや達成感を経験させることができる!

本記事では、放課後等デイサービスの学習支援について詳しく紹介しました。放課後等デイサービスの学習支援は、ただ勉強を教えるだけではなく、勉強に対する苦手意識の克服や学ぶことの楽しさを体験してもらうことが目的です。

学力を向上させることも大切ですが、まずは子どもが勉強に取り組める環境作りを優先しましょう。この記事を参考に、ぜひ学習支援を取り入れて子どもたちをサポートしてください。



この記事を読んだ方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

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