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すららが選ばれる理由

すららが
選ばれる理由
01

発達障害の専門機関が監修

「数」や「言語」の基礎的な感覚を身に付け学習習慣を促す

学習障がいのあるお子さまは、就学前に自然と身に付けるとされている数や言語の基礎的な感覚の発達に遅れ、あるいは抜けがあります。
従って、能力はあっても読むのが苦手、計算が苦手など特定分野に偏りが見られます。
また「読む」障がいにも、ひらがなは問題なくても漢字が苦手など、その状態はさまざまです。

「すらら」はこうした学習障がいのあるお子さまの、つまずきやすいポイントを厚く指導するカリキュラム構成、
見やすい画面・理解しやすい説明となるよう、『子どもの発達科学研究所』の監修のもと制作いたしました。
アニメのキャラクターと
楽しく対話しながら学習する従来のこだわりに加え、学習障がいのあるお子さまの取り組みやすさに配慮したAI教材となっております。

症状別に配慮したい学習

識字障がい
(ディスレクシア)
の方

識字障がいに見られる症状例
  • 1 逐次読みになる

    「わたしは」が「わ・た・し・は」のようにゆっくりしか読めない

  • 2 単語や文節の途中で
    区切ってしまう

    「わたしは」が「わた」「しは」という変な区切り方をしてしまう

  • 3 文字間や行間を狭く
    すると読めなくなる

    学年が上がり急に教科書を読むのが苦手になった理由はこのせいかも

  • 4 文末を適当に
    読んでしまう

    語彙力、音と文字の結びつきなどの問題が重なり集中が続かない

読み書きだけが苦手で他のことが大丈夫だったりすると「なんかふざけてる」と周囲に思われてしまうことがあります。本人は必死にやっているだけに、とても辛い気持ちになります。この気持ちのまま過ごすことのないよう、学習面でしっかりと支援してあげましょう。

識字障がいの学習ポイント

まずは、文字の音のつながり、ひらがなの一文字一文字、文の構造をきちっと丁寧に結びつけるようなトレーニングを取り入れましょう。それから語彙を増やすことです。我々も意味が分かるものはすぐ読めますが、わかりにくいものは読むのに時間がかかりますよね。「『春』に咲く花は『桜』」というように言葉を関連づけたり、生活と結び付けて連想させるイメージング作業が効果的です。最後に読解力です。助詞を「は」と「が」のどちらが適切なのか理解できるように、あるいは大事な主題と細部の因果関係を読み取れるようなトレーニングを重ねていきましょう。

すららの「国語」の学習体系・特徴

3つの分野をスパイラルに
習得
しながら、国語の力を
総合的に伸ばしていきます。

  • 文字分野

    文字の形と音とをうまく結びつける力

    文字分野では、同じ文字について様々なアプローチで練習をすることで文字と音を結び付けていきます。

  • 言葉分野

    「りんご、みかん」は「果物」というように上位概念と下位概念を捉える力

    「春」に咲く花は「桜」というように言葉を関連づけながら語彙を拡大する力

    言葉分野では、具体→抽象、身近な言葉→社会的な言葉というように、ひとつひとつステップを踏んでトレーニングしていくことで、「学び方」を学びます。

  • 読解分野

    助詞を使い分ける力、文章を正しく読む力

    状況に応じて適切なコミュニケーションをとる力

    読解分野では、助詞の使い分けや文章全体を把握する練習を積み重ねていきます。また、言い方やニュアンスについても丁寧に学びます。

  • Q逐字読みをしてしまう場合の対応は?

    意味のある言葉のまとまりを「単語」としてとらえ、きちんと区切りながら読めるようにトレーニングする必要があります。一緒に文章を見ながら、「ぼ・く・は・い・ち・ね・ん・せ・い・で・す」を、「ぼく」「は」「いちねんせいです」と区切って読んであげ、後について復唱させましょう。その後、「ぼくは」「いちねんせいです」「ぼくはいちねんせいです」と、区切りを減らしていく訓練をするのが効果的です。言葉の意味をとらえるため、イメージを助ける挿絵を活用するのも良いでしょう。

    すららの画面の写真
  • Q「すらら」を使ってスムーズに
    読めるようになるには?

    右の以下の文の基本的な組み立て「主語+は+~です」を習うユニットを体験してみてください。単語ごとにハイライトしながら読み上げてくれることと、言葉の意味を捉える一助になるイラストが出ていることで、文字の羅列を適切に区切り、「単語」を認識できるようトレーニングすることができます。
    例えば…「り・ん・ご」と読んでいた子でも、りんごの絵が出ていて、「りんご」と単語のハイライトが示されると、「りんご」を一語として認識できるようになります。

    すららの画面の写真

症状別に配慮したい学習

算数障がい
(ディスカリキュリア)
の方

算数障がいに見られる症状例
  • 1 数や量の関係性を
    うまくつかめない

    数の大小あるいは多い少ないを直感的に見分けるナンバーセンス(数の感覚)に問題がある

  • 2 計算の手順が
    わからなくなる

    段取りを立てて、効率的に行う「実行機能」に問題がある

子どもは何歳ぐらいからケーキを切った時、多い方をパッと直感的に取れるようになるのでしょうか。一般的には就学前には身に付いているとされています。また算数(数学)は九九を思い出したり、掛け算が先、カッコ内が先など、複雑な作業をこなしていかなければなりません。国語と同様、他のことが通常にできても日常生活では時間、距離、お金など必要な場面が沢山出てくるため、学習面でしっかりと支援してあげましょう。

算数障がいの学習ポイント

ナンバーセンスの問題には絵(画像)やアニメーション、物語の中で例えたりするイメージング作業が効果的です。
実行機能の問題についてはパターン化して整理し、覚えるべきところを覚えさせる仕組みを用意しましょう。そして我々が当たり前に思うものでも、繰り返し学習させてあげることが大切です。

すららの「算数」の学習体系・特徴

下記5つの項目について、
ナンバーセンスや実行機能を
一つひとつ丁寧に
トレーニング
していきます。

  • すららの画面の写真

    1. 多少、大小を瞬時に把握する力

    多少、大小の把握が苦手な場合は、ある程度の理解ができるまでは似た問題を繰り返し解いていき、理解が進んできたら少し違った出題をして応用力を鍛えます。

  • すららの画面の写真

    2. 1対1で組み合わせを行う力

    1対1の組み合わせが苦手な場合は、実際に手を動かしながら対応させる演習を行い、考えるプロセスを身につけられるようにトレーニングを行います。

  • すららの画面の写真

    3. 色や形などによる集合や抽象化を理解する力

    集合や抽象化が苦手な場合は、色、形など比較的わかりやすいところからグループ分けをしていき、徐々に抽象的なものや違いの小さい問題に挑戦していきます。

  • Q計算でパニックになる、
    という場合の対応は?

    足し算、引き算、さらにはそれに繰り上がり、繰り下がりが出てくると、数の理解ができていないお子さまは混乱してしまい、答えを暗記するだけになってしまいます。
    数の仕組みを知って、数の「操作」が少しずつできるようにトレーニングしていく必要があります。

    すららの画面の写真
  • Q「すらら」を使って計算を
    する力をつけるには?

    「すらら」では、足し算・引き算に入る前に、数の分解・数の合成を何度も繰り返し練習していきます。手を動かして具体的に学習することで、少しずつ頭の中で「数を操作する」ということができるようになっていくのです。頭の中で数が操作できるようになると、繰り上がりや繰り下がりのある計算もスムーズにできるようになっていきます。

    すららの画面の写真

子どもの発達科学研究所 監修

主席研究員 和久田先生から
推薦のお言葉を頂戴しました

和久田 学(わくた まなぶ)

公益社団法人 子どもの発達科学研究所 
主席研究員
小児発達学博士
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 
特任講師

特別支援学校教諭として20年以上現場で勤め、その後科学的根拠のある支援方法や、発達障がい、問題行動に関する研究をするために連合大学院で学び、小児発達学の博士学位を取得。
専門領域は子どもの問題行動(いじめや不登校・暴力行為)の予防・介入支援に関するプログラム・支援者トレーニングなど。
また、教育現場での経験と科学的根拠を融合させた教材開発、各種プログラム開発なども行っている。

  • 和久田学氏

    元々、eラーニングには大きな期待をしていました。というのは、eラーニングには一人ひとりの子どものニーズに応じた教育を提供できる「個別性」の特長があるからです。様々な特性がある子どもとして、自閉スペクトラム症やADHD、LDといった発達障がいの子どもたちが注目されるようになりましたが、そうした子どもだけが特性を持つわけではありません。自閉スペクトラム症のスペクトラムに代表されるように、子どもの特性はスペクトラム(連続体)です。普通と言われる子どもたちの中にも個性が存在します。
    それは性格や特技といった表現では十分ではなく、別の言葉で言い換えるならば、認知特性、脳の特性というべきものであり、子どもたちは本当に千差万別、一人ひとりが唯一無二の存在なのです。

  • そうした全ての子どもたちの特性に応じることが「個別性」です。eラーニングにはその可能性があります。ただし、それは、コンピュータを一人ひとりに与えればいいという意味ではありません。本来の「個別性」の確保は、子どもの脳の発達の個別性、認知の特性に応じることを言うのです。そこで、今回の「すらら」です。

  • 共同開発者である私たちは、子どもの脳の発達、それも学習障がいの傾向にある子どもたちの特性に応じた内容になるよう開発に関与しました。なぜなら、学習に様々な困難さがある子どもたちに対応できるということは、全ての子どもたちに優しいからです。
    もっと言うならば、いわゆる普通の発達をする子どもにとっては、さらにわかりやすく、主体的に学習することができると考えたのです。eラーニングの持つ「個別性」という特長を最大限に活かし、学習の最初のところで学ぶ楽しさを味わうことができるでしょう。

    タブレットの写真

(公社)子どもの発達科学研究所 
和久田 学