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【放課後等デイサービスの集客方法6選】利用者の獲得に必要なことや業界の現状を完全解説

ビジネスとしても注目を集めている放課後等デイサービスは、利用者の増加にともなって事業所の数も増えています。事業所が増加した現在では、開業するだけでは儲かることができないので、利用者を獲得するために集客を行わなければいけません。

しかし、集客について方法や注意点がわからず、うまく利用者を獲得できずに悩んでいる経営者も多くいるでしょう。

そこで本記事では、放課後等デイサービスでおすすめの集客方法や利用者の獲得を成功させるためのコツを詳しく紹介します。効率よく顧客の獲得ができるよう、ぜひこの記事でお伝えする内容を参考にしてください。



この記事を読む方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

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放課後等デイサービスの現状

放課後等デイサービスは、下記のようにここ数年で事業所の数が増加傾向となっています。

事業所数
平成29年 1万1,301件
平成30年 1万2,734件
令和元年 1万3,980件
令和2年 1万5,519件

引用:厚生労働省「障がい福祉サービス等事業所・障がい児通所支援等事業所の状況

過去4年間だけでも、放課後等デイサービスの事業所数は4,000件以上の増加となっています。需要が増えている事業としても注目を集めていますが、それと同時に供給も増加しているため、必ずしも生き残れるとは限りません。

何もせずに集客ができる時代ではなくなってしまい、積極的にアピールして利用者の獲得をしなければ、経営はどんどん厳しくなってしまうのが現状です。

放課後等デイサービスの事業所数が増えた理由

放課後等デイサービスの事業所数が増えた理由はいくつかありますが、主な要因は下記のとおりです。

【放課後等デイサービスの事業所が増えた3つの理由】

  • 平成24年の法改正で規制が緩和されたことによって、あらゆる事業者の参入が可能となった
  • 障がいに対する認知の広がり
  • 診断基準が変更されたため障がいに該当する子どもが増えた

この中でもとくに「障がいに対する認知の広がり」はとても影響が大きく、医療従事者のみに限らず、教育関係や保護者などの多くの人々に障がいの存在が認知されるようになりました。

そのため、必要な支援を提供する施設の需要が増え、今後もさらに事業所の数は増加していくとみられています。しかし、いずれ全国的に飽和状態となり、より生き残りが難しい時代となっていくことも考えられています。

実際、うまく集客ができずに経営を続けられない事業所の数も少なくありません。「人員基準を満たしているから大丈夫」と安易に考えず、保護者のニーズに寄り添った施設を作り、効率的に集客を行うことが大切です

放課後等デイサービスの利用者を増やすには?おすすめの集客方法6選

放課後等デイサービスが増加している現在では、積極的に集客を行って利用者を増やすことが重要です。しかし、具体的にどういった方法で集客すべきかわからないと悩んでしまう方も多くいます。

ここでは、利用者を効率よく増やすためにおすすめの集客方法を6つ紹介します。それぞれの内容をよく把握し、施設に合う方法を見極めてぜひ取り入れてみてください。

【放課後等デイサービスのおすすめの集客方法6選】

  • 施設のホームページを作成する
  • Googleマイビジネスを利用する
  • SNSを活用する
  • 定期的にイベントを開催する
  • 紹介キャンペーンを導入する
  • 訪問営業を行う

①施設のホームページを作成する

現在はインターネットが普及したこともあり、多くの方がまず自分で情報収集を行います。そこで重要となるのが施設のホームページです。放課後等デイサービスも例外ではなく、さまざまな施設のホームページを比較する方も少なくありません。

ホームページを見た際に、どのような施設なのかわかるような情報を掲載しておきましょう。職員・建物・活動の雰囲気などがわかるような写真があると、より具体的にイメージしやすくなります。

また、施設としてのアピールポイントや特徴についてもわかりやすく掲載してください。より多くの方にホームページを見てもらうためには、SEOなどの専門的知識が必要となりますが、難しい場合はプロに依頼するのも1つの方法です。

②Googleマイビジネスを利用する

Googleマイビジネスを利用すれば、検索結果やGoogleマップ上に施設情報を表示することが可能です。放課後等デイサービス+地域名」で検索した際にマップに施設が表示されるようになるので、認知度の向上が期待できます。

一般の方やGoogleによる情報提供により表示されることもありますが、中には誤った情報が掲載されているケースもあるため、正しい内容を充実させるためにもぜひ登録しておきましょう。

③SNSを活用する

現在、数多くのSNSが誕生しており、ほとんどの方が何かしらのサービスを利用している時代となりました。ネット検索ではなく、SNSを活用して必要な情報を集めている方も多くいます。

そのため、うまくSNSを活用することができれば、より幅広い層へのアピールが可能です。また、さらなる集客が期待できるだけではなく、保護者との接点として活用することもできます。

ただし、継続して運用することにより、その効果をより大きくすることが可能となるため、続けて情報を配信しなければいけません。

④定期的にイベントを開催する

定期的なイベントの開催は、多くの方に施設の存在を知ってもらう大きなチャンスです。子ども向けと保護者向けの両方のイベントをバランスよく行うようにしていきましょう。

障がいがある子どもの保護者は、小さなイベントであっても参加するのをためらってしまうことが多くありますが、専門知識のある職員がいるという安心感があれば、参加に対する気持ちも前向きになり、子どもにとっても良い刺激となります。

子ども向けには、夏祭りやクリスマスパーティーなどの季節ごとのイベントがおすすめです。保護者向けとしては、障がいに関するセミナーや保護者同士の交流の場を設けたりすることで、施設に対する好感度を高めることに繋がります。

⑤紹介キャンペーンを導入する

放課後等デイサービスは、知り合いの紹介などで通所を始めることも多くあるため、紹介キャンペーンを導入するとより効率的に利用者を獲得できます

障がいがある子どもの中には、コミュニケーションがうまく取れずなかなか馴染めないケースも少なくありません。友達や知っている人がいることで不安が解消されれば、施設の中での人間関係もスムーズになります。

知り合い同士で同じ施設に通うことができれば保護者も安心できるため、積極的に紹介キャンペーンで利用者の獲得を目指してください。

放課後等デイサービスは公的サービスとなるため、料金の割引などではなく本や知育道具などの特典がおすすめです。

⑥訪問営業を行う

さまざまな関連機関へ訪問し、施設で行っているサービスに対する認知を広めるのもおすすめの方法です。訪問営業は、関係機関だけではなく保護者の口コミの広がりにも繋がります。主な訪問先は下記のとおりです。

【放課後等デイサービスの訪問営業先】

  • 学校などの教育機関
  • 相談支援事業所
  • 医療機関
  • 企業・官公庁
  • 他のサービス事業所

療育方針や施設の雰囲気などを直接話すことで、多くの人に詳しく施設を知ってもらうことが可能となります。こうした活動を強化することで利用者の獲得に成功した事業所も少なくありません。

とくに学校の場合、通常学級に通っていても支援が必要かどうか悩んでいる保護者は多くいるため、存在を認知してもらうだけでも大きな効果が期待できます。

放課後等デイサービスの集客を成功させるコツ

集客の方法がわかっても、やみくもに行えば良いわけではありません。まずは集客を成功させるためのコツを知り、そこに合わせてどういった方法で集客を行うのか明確にすることが大切です。

ここでは、放課後等デイサービスの集客を成功させるためのコツを紹介します。

【放課後等デイサービスの集客を成功させるための4つのコツ】

  • 他の施設と差別化できる強みを作る
  • 施設の現状を把握して方向性を決める
  • 契約までの導線を決めておく
  • 保護者が放課後等デイサービスに求めるものを把握する

それぞれの内容をよく把握し、失敗しない集客を目指しましょう。

他の施設と差別化できる強みを作る

まず大切なのが、他の施設との差別化です。放課後等デイサービスは数多くあるので、独自の強みを作ってアピールしなければ集客は失敗するでしょう。具体的には下記のようなものがあります。

【他の施設との差別化の具体例】

  • プログラミング教育の導入
  • 送迎がある
  • 工作や職業体験などの思考力を養うプログラム内容
  • 施設の立地や広さ
  • イベントの充実

保護者にとって魅力的な特徴を作るためには、SNSやWeb検索を用いてどのようなニーズがあるかを調べておくことも大切です。よりリアルな声を知りたい場合は、保護者にアンケートを取る方法もあります。

施設の現状を把握して方向性を決める

自分の施設の周辺状況を理解して集客の方向性を決めることも大切です。競合施設の有無で以下のように施策を打ちましょう。

状況 方向性
周囲に競合施設が多い 明確な差別化を図る
周囲に競合施設が少ない 知名度や認知度の向上を目指す

競合が多い場合、施設の強みを作らずに知名度のアップを強化してもうまく集客をすることができません。一方、競合施設が少ない場合は差別化よりも存在を認知してもらう方が効率的です。

エリア内における事業所の数やそれぞれの特徴などを把握し、どういった集客の方向性を取るべきか見極めてください

契約までの導線を決めておく

どのような集客方法を取り入れる場合でも、契約までの導線をしっかりと決めておくことは欠かせません。問い合わせや見学からすぐに契約を勧めるのではなく、体験や相談などを行い、ゆっくりと保護者に向き合うような姿勢を整えましょう。

契約までの導線を職員全員で共有したうえで、保護者やその子どもへの対応を行うようにしてください。徹底的な準備が事前にできれば、問い合わせから契約までスムーズに行えるようになります。

保護者が放課後等デイサービスに求めるものを把握する

障がいのある子どもの保護者は、全員が同じ考えということではありません。望んでいる療育や施設に対して求めていることはそれぞれ異なります。そのため、まずは保護者のニーズを把握しておきましょう。

正しく保護者の要望を理解できていなければ、それに応えることはできないので、施設に魅力を感じてもらえません。放課後等デイサービスに保護者が求めているものとして下記のような内容があります。

【保護者が放課後等デイサービスに求めているもの】

  • 生活スキルを身につけさせたい
  • 学力を向上させたい
  • 学校終わりに送迎をしてほしい
  • とにかく預けたい
  • 色々な人と関わる機会を与えたい
  • 土日や祝日も預かってほしい
  • 時間に融通が利く施設が良い

保護者のニーズを正しく把握し、それらに応えられるような施設作りを目指すことで、効果的な集客をすることが可能です。

放課後等デイサービスの集客に関するよくある質問

最後に、放課後等デイサービスの集客に関するよくある質問に回答します。効率的な集客を行うためにも、ここでお伝えする内容についてしっかりと理解しておきましょう。

【放課後等デイサービスの集客に関する2つの質問】

  • ポスティングや新聞折込などの広告は有効?
  • 訪問営業の営業先はどこ?

ポスティングや新聞折込などの広告は有効?

集客方法の一つとしてポスティングや新聞折込などもありますが、現在はWeb上で情報を収集する方が多いのが現状です。また、チラシなどのポスティングを拒否している家や、そもそも新聞を購入していない世帯も増えているため、効率的な方法とは言えません。

全く意味がないということではありませんが、効果が期待できるのはSNSの活用やホームページの作成となります。

訪問営業の営業先はどこ?

訪問営業を行う場合、学校などの教育機関や医療機関、相談支援センターなどが主な営業先となります。また、小学校への入学を機に施設の利用をスタートさせるケースも多いため、保育園や幼稚園なども訪問先として考えておきましょう。

地域の企業や官公庁、その他のサービス事業所などへの訪問も行い、より幅広い方々に事業所の存在を認知してもらえるように行動することが大切です。

まとめ:放課後等デイサービスでは集客が必須!コツを把握して効率的に集客を行おう

本記事では、放課後等デイサービスの現状や集客方法について解説しました。

放課後等デイサービスは全国的に事業所の数が増加しており、ただ単に開業して人員を確保しただけでは経営を軌道に乗せることはできません。しっかりと集客を行い、継続して利用してもらうことが何より大切です。

集客では、成功のためのコツを把握したうえで施設に合った方法を見極めなければいけません。とくに、施設の置かれている状況や保護者のニーズを理解することが重要です

本記事を参考に、数ある放課後等デイサービスの中から選ばれるように集客を行ってください。



この記事を読んだ方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

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