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【児童養護施設では勉強のサポートが必須】学習支援が必要な理由やおすすめのデジタル教材をご紹介

子どもの養護を主体に活動している児童養護施設。児童養護施設には小学生・中学生・高校生がおり、日々の生活のサポートに加えて学習支援も求められています。

しかし、勉強へのサポートが必要と言われている理由や具体的な学習支援の方法について理解できていない経営者も多いでしょう。

そこで本記事では、児童養護施設に入所している子どもの現状から学習支援の必要性を解説します。それに加えて、児童養護施設や放課後等デイサービスなどの施設におすすめの教材もご紹介するのでぜひ参考にしてください。



この記事を読む方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

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児童養護施設とは?保護者がいない児童や虐待されている子どもの養護を目的とした児童福祉施設

児童養護施設とは、「父母が死亡・行方不明で不在である」「虐待を受けている」「保護者が養育を放棄している」など、社会的養護を必要とする子どもが生活するための児童福祉施設です。

可能な限り家庭に近い雰囲気や環境を整えており、子どもが落ち着いた生活を送れるように配慮されています。幼稚園・保育園・学校には施設から通い、休日や長期休暇などには四季折々のイベントを行ったり、子ども会や地域行事などにも参加したりします。

施設で過ごす期間だけに限らず、退所後も相談やその他自立のための援助を行うことも目的の一つです。

児童養護施設に入所している子どもの現状

ここでは、実際に施設で生活をしている児童の人数や入所している子どもの特徴などについて詳しく紹介します。まずはリアルな実態を正しく把握するためにも、児童養護施設に入所している子どもの現状についての知識を身につけておきましょう。

【児童養護施設に入所している子どもの現状】

  • 約25,000人の子どもが児童養護施設で生活している
  • 児童養護施設に入所している子どもの約65%が虐待を受けている
  • これまでの家庭環境により勉強の基盤ができていないことが多い

約25,000人の子どもが児童養護施設で生活している

厚生労働省の「社会的養護の施設等について」によると、令和2年3月末の時点では、児童養護施設の数は612カ所で定員31,494人に対し、24,539人の子どもが生活しています。施設への平均在籍期間は約5.2年ですが、全体の14.6%の児童は10年以上の在籍です。

児童養護施設における入所児童数は年々減少傾向となっています。ファミリーホームや里親などのより家庭環境に近い家庭的養護への推奨が進められているからです。

【児童養護施設とファミリーホームや里親などの児童数推移】

  • 児童養護施設:平成22年から令和2年の10年間→約0.8倍
  • ファミリーホームや里親:平成22年から令和2年の10年間→約1.8倍

引用:厚生労働省「社会的養育の促進に向けて

上記のように、データ上の数字としても利用児童数の推移は大きく変化してきており、今後もさらにこの差は広がっていくとされています。

児童養護施設に入所している子どもの約65%が虐待を受けている

前述したように、児童養護施設では約25,000人ほどの児童が生活しています。そのうち65.6%は虐待された経験があるというのが厚生労働省の調べにより判明しました。

平成4年 4,268人
平成15年 8,340人
平成25年 11,377人
平成30年 12,210人

引用:厚生労働省「社会的養育の促進に向けて

上記の表は、虐待が理由で養護された児童の数です。約25年の間で3倍ほどに増えています

また、実際に養護する児童の数だけでなく、虐待に関する相談件数も増加傾向になっており、児童虐待防止法が施行される前の平成11年に比べると、令和2年には約18倍の件数となっています

これまでの家庭環境により勉強の基盤ができていないことが多い

児童養護施設で生活する子どもの多くは虐待が原因で養護されているため、勉強の基盤ができていません。

通常は、遊びを通して文字や数字に触れたり、知育おもちゃなどを活用して学びを身近に感じる機会が豊富にあります。しかし、虐待されている児童にはこうした経験がほぼないため、基礎的な学習能力が低いことが多いです

例えば、数字はただの記号として認識しており数の概念が乏しく、簡単な計算式は全て丸暗記しているケースがあります。

一見計算ができるように見えても、「足したり引いたりすることで数が変わる」という基本を理解できていないため、数が大きくなれば問題が解けなくなり、結果的に勉強に対する苦手意識が強まる子どもも多くいます。

児童養護施設では勉強のサポートが必要

児童養護施設には学習基盤が脆弱な児童が多く、「そもそもどうやって勉強すればいいか分からない」「学習意欲そのものがあまりない」「勉強の大切さが分からない」という考えを持つ子どもがほとんどです。

虐待の経験がある子どもの多くは、本人の意志とは全く関係なく、過ごしてきた生活環境により必然的に学習の遅れが生じてしまいます。その結果、退所後における経済的・精神的な自立を阻んでしまうケースも少なくありません。

児童養護施設における勉強のサポートは、養護した子ども一人ひとりに対して適切な学びを提供し、基礎的な学力を向上させるだけではなく、学ぶ楽しさや自己肯定感を高めるためにも強く求められている支援の一つです。

小学校1年生から高校3年生までの勉強のサポートは難しい!デジタル学習教材を利用するのがおすすめ

児童養護施設は、乳児を除く18歳までの幅広い年齢が対象となっています。そのため、施設において勉強をサポートする場合、小学校1年生から高校3年生までの全てをカバーしなければいけません。

しかし、児童それぞれの得意・不得意や学習のレベル、進捗状況などを職員が完璧に網羅し管理することは厳しいのが現状です。実際に、勉強をサポートするためのボランティアを募集している施設も少なくありません。

このような場合、とくにおすすめなのがデジタル学習教材です。デジタル学習教材とは、タブレットやスマートフォンなどのデジタル機器を用いた教材を指します。

次の項でデジタル学習教材を利用するメリットを詳しく確認していきましょう。

デジタル学習教材を利用するメリット

デジタル学習教材を利用することでどのようなメリットが得られるのか、具体的な内容を知りたい方は多くいるのではないでしょうか。前述したように、デジタル学習教材はスマートフォンやタブレット端末などを活用した教材です。

紙媒体とは異なり、新しい情報の追加や古い内容の削除・訂正が容易にできることや、ネット接続が可能なことにより多面的な活用が期待されており、今後さらに広がっていくとされています。

デジタル学習教材を導入することによって得られるメリットは数多くありますが、その中でもとくに知っておくべき大切な5つのポイントについて詳しくみていきましょう。

【デジタル学習教材を利用するメリット5選】

  • ①一人ひとりの学習レベルに合わせられる
  • ②音声やアニメーションで理解が深まりやすい
  • ③学習意欲を向上できる
  • ④いつでも好きなときに学習できる
  • ⑤職員の負担を軽減できる

①一人ひとりの学習レベルに合わせられる

児童養護施設に入所している児童は、それぞれ異なる学習レベルのため、同学年だからといって同じ勉強で良いということではありません。

デジタル教材学習なら、児童それぞれの学習レベルに合わせて学ぶことが可能です。苦手な単元にさかのぼって復習したり、得意な科目は先取りで学ぶことができます。

また、音声読み上げ機能や文字の拡大機能が備わっているため、学習障がいや視覚障がいがある児童でも内容を把握しやすくなり、紙媒体では難しかったことが実現可能となりました。

②音声やアニメーションで理解が深まりやすい

デジタル学習教材では、従来の教材にあるような図形・絵・文字だけではなく音声やアニメーションを活用しているので、動きが交わり視覚だけではなく聴覚までも刺激した学びができます。

紙媒体の教材よりも圧倒的に理解が深まりやすいです。また、学びの中に楽しみや面白さがあることで、自ら進んで学習に取り組む姿勢を養うことができます。

③学習意欲を向上できる

本記事でもお伝えしているように、児童養護施設に入所している児童の中には、そもそも学習意欲がないケースも少なくありません。そのような状態で勉強をしようとしても、効率的に学べず学力向上が見込めないことも多くあります。

デジタル学習教材の場合、子どもたちが自主的に取り組んで主体的な学習ができるディープラーニングへ転換しやすくなります。

これまでの教材では、情報伝達型授業が一般的となっていましたが、デジタル学習教材を活用することにより、それぞれのレベルに合わせ適切なペースで学習できるため、自然と学習意欲を高めることが可能です。

④いつでも好きなときに学習できる

学校・塾・家庭教師などの場合、時間割や決められた予定に合わせて勉強しなければいけないため、自分の都合だけで学ぶことはできません。こうした強制力が良い意味で刺激になる児童もいれば、勉強に対しての嫌悪感が強まる子どももいます。

デジタル学習教材であれば、自分のやる気があるときにサッと勉強することが可能です。学びに対して意欲的なタイミングで取り組むことができれば、学習の時間を苦痛に感じることも少なく、有意義な時間の使い方も身につきます。

⑤職員の負担を軽減できる

デジタル学習教材は、活用する児童だけにメリットがあるわけではありません。導入することにより、施設の職員の負担を軽減できるのも大きなメリットです。

これまでは、子どもが理解しやすいように職員が手作りしてオリジナルの教材を作成することも多くありました。こうした作成作業は、職員が行う業務の中でも大きな負担となっています。

デジタル学習教材なら、情報の更新や削除・訂正が簡単にできるうえに、音声・アニメーションなどで児童が内容を理解しやすい工夫が施されているため、勉強のサポートに関して職員の負担を大幅に減らすことが可能です。

児童養護施設の勉強のサポートには「すらら」がおすすめ!

引用:すらら

タブレット学習の「すらら」は、放課後等デイサービス・学校・塾などのさまざまな場所に導入されている豊富な実績があり、これまでのタブレット学習とは異なる特徴をもっています。

下記は、従来のタブレット学習の主な3種類の特徴です。それぞれどのような学習教材なのかを簡単にみてみましょう。

講師のビデオを視聴する「動画配信型」
  • 一方的に話す動画となっているため、子ども本人の意識が高くなければ集中が続かない
  • 理解には優れているが反復がないため実力が身にきにくい
画面上に出される問題を解いていく「問題集型」
  • 定着に優れている
  • 理解の部分がないため、一人で学習を進めるのが困難な子どもも多くいる
携帯ゲーム機などを活用した「ゲーム型」
  • 楽しみながら勉強に取り組むことが可能
  • 単語の反復など暗記系が中心となるため体系的学習ができない

すららでは、上記の3種類の足りない部分を補いつつ、長所を相乗効果的に組み合わせた教育システムを提供しています。楽しみながら学習できる工夫も施されており、勉強に対して苦手意識がある児童にもおすすめです。

【すららの魅力】

  • 対話型レクチャーで分かりやすい
  • それぞれに合ったオーダーメイドの問題で理解力と定着力が高い
  • 実際の試験を何度でも繰り返しシミュレーションできる
  • 学習状況をリアルタイムで確認することで進捗具合を把握できる
  • ゲーム感覚で楽しみながら勉強に取り組める
  • トークンエコノミー方式でやる気やモチベーションアップ
  • 家庭教師と一緒に学んでいるようなAIのフォローアップ体制

さらに、「すらら」は無学年式学習を取り入れており、年代・学年問わず苦手な部分やつまずいている内容までさかのぼって学び直すことができます。

分からないところを勉強し直すことで、基礎的な部分に対する理解をしっかりと固め、今後の学習に対する理解力を強めながら効率的に勉強を進めることが可能です。

資料請求や無料の体験なども行っているため、気になる方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ:子どもの将来を広げるためにも適切な環境でしっかりとした学習支援を行いましょう!

本記事では、児童養護施設における勉強のサポートについて詳しく解説しました。

児童養護施設で過ごす子どもの中には、勉強そのものに対するハードルが高く意欲的に取り組むことが難しいケースもあります。これまでの生活で数字や文字などに触れる機会が少なかったために、無意識に勉強を遠ざけている児童も多いです。

しかし、進学・就職・将来的な自立のためにも、しっかりと勉強をして学力を身につけなければいけません。適切な環境の下で正しい学習をすれば、予想以上の成長をみせる子どもも多くいます。

本記事で紹介したデジタル学習教材の利用も検討しつつ、児童養護施設に入所している子どもの将来のために適切な学習支援を提供しましょう。



この記事を読んだ方で、放課後等デイサービスの運営・経営において 下記のようなお悩みはございませんか?

  • 「近隣に競合施設が多く、生徒確保が難しい」
  • 「離職率が高い・指導員の確保が難しい」
  • 「学習支援は行いたいが、宿題の対応しかできない」
  • 「職員が不足している時間帯の児童支援が難しい」

すららネットでは上記問題を解決するためのセミナーを“期間限定”で開催中です。

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